デジタルカメラで撮った写真をきれいにプリントしたい!と思っていろいろと調べた末に行き着いた、ジークレープリントというものを試してみました。ジークレープリントはジークレー版画とも言われ、高性能のスキャナやカメラ、プリンタを駆使して美術館展示レベルの作品を印刷する技法として確立されているようです。平たく言うと、高級アート紙などに高性能のインクジェットプリンタできれいに刷って、耐久性を高める後処理をする感じでしょうか。顔料インクを使うのでアート紙や和紙に刷ってもにじみが少ないのと耐久性に優れている点、プリンタにもよるけど8〜12色のインクを使って刷る事でCMYKでは表現できないAdobeRGBに近い色域を得られることがポイントです。
上の写真は、キャンバス紙にプリントしたもの。オフセット印刷と違って網点がないので細かいディテールを見る気持ち良さがあるのと、紙との馴染みも良く「イイモノ感」があって満足度が高いです。もうちょっと色鮮やかな作例を載せたかったんだけど、地味ですいません。。
個人的には、Web通販の印刷屋さんは「急いでる時に使う、安くあげたい時に使う」イメージだったんだけど、最近はなかなかどうしてサービスが充実してきていて、色校正できるし特色使えるし、侮れないですね。ここ一番の仕事では顔を合わせて話ができる印刷屋さんですが、Web通販もコスト・クオリティ・レスポンスのバランスがとてもよくなってきているので、用途によっては十分選択肢に入ると思います。なにより1枚から注文できるので、パーソナルユースにはぴったりでは。
↓今回利用させてもらったのはこちら
注文〜入稿まで全部ブラウザ内で完結するのでお手軽。ハーネミューレやキャンソン、徳島産の手漉き和紙など用紙ラインナップが豊富です。オフセット印刷も用紙豊富で仕上がりがよく、重宝させてもらっています。
↓その他ジークレープリント対応の印刷サービス